先日、バイクを止めてスタンドを出したとき、1年ほど履いてきた安物エンジニアブーツの足の裏に妙な違和感を覚えました。「?」と見てみると……
うーん。「安物だから」とろくに手入れもしていませんでしたが、ミッドソールごと真っぷたつっていうのは、長いことブーツ履いてきて初めての経験です。
で、以前ご紹介した「8593CAR」がとても気に入ったので、
今回、Slow Wear Lionのエンジニアを買おうとWEBサイトを見てみると、なんとエンジニアブーツにもエントリーモデルが。
「……まずはこれで品質を見てみるか」(デジャヴ)と、「8595CAR」を選びました。
外観チェック&レビュー
例によって立派な箱で到着。
前回のワークブーツがジャストサイズだったので、おなじサイズにしました。
開封。あれ? 何かおまけが。
ポストカードと修理保証カード、さらに掃除用の豚毛ブラシが付いてました。
箱から出してみました。シュッとしててかっこいいけど……なんだろう? 「8593CAR」よりもおとなしい感じがします。
エントリーモデルはビブラムソール風のオリジナルラグソールです。あ、あれ?
おとなしさの理由がわかりました。ヒールが一体式(ワンピースソール)なんです。たぶんエントリーモデルと言うことで、あえてワンピースソールにしているんでしょう。重さも軽いし、階段を上るとき踵を引っかけてコケそうになったりもしませんから。
実用性はまったく問題ない(むしろ上がっている)のですが、個人的にはヒールが独立しているほうが、無骨な感じで好きです。同じSWLのエンジニアブーツでも、上位モデルはヒールが別になってますね。
そしてもちろん、サイドジップ。普通のエンジニアブーツは踵が入るように、足首あたりからズボッと真四角な形をしてますが、「8595CAR」はサイドジップのおかげで、くるぶしの上がきゅっと締まったタイトなシルエットになってます。
変な装飾もなく、シンプルなバックル。
「8593CAR」と違って踵までぐるりと白いステッチが続いてますね。
ふくらはぎ側のベルト。こちらもシンプル。シャフトの細さが際立ちます。
つま先に鉄板(スチールトゥ)は入ってません(でも、カチカチに硬いです)。ファッションエンジニアといわれればそれまでですが、今までエンジニアを履いてきて、鉄板が入ってたことで得したことなんて一度もなかったなあ。損したことならあるけど(そこから革に亀裂が入る、指が当たって怪我するなど)。
内張はキャンブレル。ムレないのは良いことです。
さっそく履いてみると……軽! ブーツ自体も軽いのですが、どうも形状のおかげのような気がします。普通のエンジニアだと、足の甲と踵でブーツを持ち上げる感じになりますが、くるぶし~足首あたりまでフィットしているので、重さを感じにくいんでしょうね。
革は軟らかめで、日本人向けの形状というだけあり、初日からぴったりフィットします。シャフトが細いため、ブーツカットじゃなくても普通に裾を下すことができるのも良いですね。最初はふくらはぎが若干擦れる気がしましたが、2日も履いたら慣れました。
ただ、エンジニアブーツはデザインがシンプルなせいか、「8593CAR」では気にならなかった「革の薄さ」を少し感じます。破れそうなほどではないのですが、「足の形状が外見からまるわかり」という感じ。まあ、エントリーモデルですもんね。
まとめ
・初日から足が痛くない
・シャフトが細いシルエット
・お手頃価格
・ワンピースソールでおとなしめ
・革が若干薄い
価 格:1万8,590円 (税込)
満足度:★★★☆
総 評:形状と履き心地は気に入りました。「8595RS」も買ってみようかな。
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