一般的に、猫を飼うときは「猫の数+1のトイレ」を用意すると良いそうです。我が家には猫が2匹いますが、猫トイレは玄関とリビングの1個ずつ、計2個しか使っていません。
一応トイレの箱は4つ持ってるんですけど、2匹とも「玄関の方」ばかり使うんですよね。まったく同じトイレなのに。
といいますか、「猫の数+1」って簡単に言いますけど、「どこに置けばいいのか?」と。「2LDK住まいの庶民をバカにしてるんですか?」と。
……気を取り直して。
そんなわけで、玄関に猫トイレがあるため(私はまったく気になりませんが)、他の人は私の家に入った瞬間、「くさっ!」と思っているかもしれません。さらに、感覚的な話なんですが、我が家のすべての空気は、玄関に集まってる気がするんですよね。
まだ猫を飼う前の話。食洗機を掃除していて、クエン酸とキッチンハイターを併用してしまい、「肺が重く感じる謎のガス」が発生したことがありました(※超危険なので、絶対真似しないでください)。で、15分くらいして、そんな事があったことさえも忘れたころに玄関へ行くと、なぜか「肺が重く感じる謎のガス」のニオイが……。
日常的な料理のニオイも、玄関にずっと残ってる気がします。家の構造のせいなのか、24時間換気システムのせいなのかわかりませんけどね。
OK、ならば玄関に消臭剤を置けばいい。
だが、飼い主に似て食い意地の張った猫たちは、絶対に消臭剤を食うだろう。
なら、猫が届かないような場所に置くしかない。
でも、どこに?
ということで、無印良品の「壁に付けられる家具・コーナー棚」を購入しました。
開封
小さく見えますが、22cm☓22cm☓10cmの棚が入っているので、箱はわりと大きいです。
どれぐらい大きいかって、無印良品の店頭で、目の前に置いてあるにもかかわらず「コーナー棚はどれかなぁ」と探し回ったくらい。
……ええ、何を言ってるのかわからないと思いますが、それくらい予想を上回るサイズだったのです。
耐荷重は3kg。「灰色(オス3歳/2.8kg)」は大丈夫だけど、「茶色(メス2歳/3.9kg)」が乗ると壊れるってことでしょうか。
白っぽい「オーク材」と、濃い茶色の「ウォールナット材」の2種類がありますが、白い壁に付けるのでオーク材を選択。MDFで構わないので、白い板があれば一番良かったんですけどね。
箱を開けて最初に出てくるのは、注意点をまとめた紙。
続いて本体。でっか!
裏返すとこんな感じです。壁に設置する取付金具は、2箇所の凹んだ部分に収まるので、外から見えないのがポイント。
壁に設置した取付金具のフックを、白いプレートに引っかけて支える構造です。棚の先っぽのほうに重いものを置くと、壁から金具ごと引っこ抜けそうですね。
箱の中には、もうひとつ小袋が。さっそく食い意地の張った猫どもがビニールを食い破ろうと群がってきたので、部屋から追い出したあとに開封してみます。
中身は謎の「すき間ゲージ」と、取付金具2個、取付工具(?)1個、ピン4個、そして説明書が入っていました。
「すき間ゲージ」の正体は、厚さ2mm程度の硬い紙。
説明書には「壁と棚の間に2mm以上のスキマがあると上手に付けられない可能性があるので、別の所につけなされ。スキマはこの『すき間ゲージ』で測りなされ」的なことが書いてありました。では取り付けてみましょうか。
取り付け
さて、棚を設置予定場所に当てて「すき間ゲージ」を使ってみると……うーむ、我が家の玄関は、どの柱も2mm以上すき間があいてしまいますね(欠陥住宅かよ!)。
ということで、得意の「見なかったこと」スキルを発動させて、取付予定場所に説明書を貼ります。
なんとこの説明書、壁にキレイに貼り付けることで、棚の水平出しと金具取り付け位置決定ができるようになっているのです! ……ええ、まあ、ご覧の通り私は雑に貼ってますけど。
ではピンを刺……刺……刺さらん!! 全体重をかけて押し込んでも、2mm程度めり込むだけで、それ以上刺さりません。くー。
試しにもう一方の壁にピンを刺してみると、こっちはプスプスと普通に刺さります。どうやらさっきの壁の壁紙の下は、石膏ボードではなく「謎の固い素材」のようです。
「ドリルで穴あけるか……」と一瞬考えましたが、強力両面テープを持っていたことを思い出し、とりあえずこれで固定することに。まあ、消臭剤を乗せるだけなので大丈夫でしょう。
金具をセットしたら、棚板を上からずらすようにセットして完成。
……うーん、やっぱり目立つな。オフホワイトに塗ろうかな。
まとめ
・貼るだけで水平が出せる説明書などの工夫。
・目線より上に設置するとけっこう目立つ
・わりと大きくて存在感がありすぎる。
価 格:2890円(税込)
満足度:★★★
総 評:もうちょっと目立たなかったらいいんですけどねー
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