子供のころ、とろけるチーズを乗せた食パンが大好きでした。でも、猫舌なのでとろけている状態では食べられず、やっと食べられる温度になると、もさもさとした「かつてとろけていたチーズ」となっており、悔しい思いをしたものです。
そんなある日、クリームチーズなるものを西友で見つけ、「常にとろけているチーズが食べられるじゃん!」と大興奮。母親に必死にねだって買ってもらいました。
翌日の朝、パンにたっぷり塗って食べてみたものの、クリームチーズ特有の酸味に、一口目で「あ、これ苦手なやつだ」と。
「コレジャナイ感」を強く覚えつつ、「おいしい?」と聞く母(←チーズが苦手)に、「うん、おいしい! ……あ、でも次は買わなくていい」と微妙な返事をしたことを覚えています。
なお数年後、猫舌を気合いで克服することで、熱々のチーズを食べられるようになりました。
それはさておき。
カルディで「メキシチョイス ナチョチーズ」なるものを発見。「これ絶対おいしいはず! 買って!」と脳内で叫ぶ、子供時代の自分の声に従って購入しました。
レビュー
「メキシチョイス」という名前なのに、原産国はアメリカ。チェダーチーズを思わせるオレンジがかった黄色が、「クリームチーズとは違うんだぜ」という<本物のチーズ感>を醸し出しています。
キャップを開けると、指が入りそうなくらい開口部が大きいですね(写真は中栓をとる前の状態です)。粘度の高いチーズを絞り出すためなんでしょう。期待が高まります。
さて、皿に出してみると、絞り出すというほど固くはなく、スルッポテと滑らかに出ます。マヨネーズよりはボテっとしてるけど、マーガリンよりはやわらかい、といった質感。とりあえず、手近にあったアボカドチップスに付けて食べてみます。
……うーん、酸っぱい。クリームチーズとは違うタイプですが、酸味を強く感じます。ニオイは海外もののチーズっぽい、クセのあるもの。ちょっとザラザラとした舌触りもあります。人を選びそうな味ですね。ハンバーガーにかけたら、もしかしたらおいしいのかも。
食べ続けるうち、酸味とニオイに慣れてきますが、そうなると特にパンチのない塩味のタレみたいなものに。ああ、私はあの子供時代から、なにも成長していないなぁ。
まとめ
・やや臭い
価 格:594円(税込)
満足度:★★☆
総 評:ネットで「温めるとおいしい」というレビューを発見。次回試してみます
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