桜の開花宣言の日に、雪が降ったりする今日この頃。
寒いときは鍋がおいしいですね。
私は鍋をするとき、友人が以前プレゼントしてくれたこんな奴を使っているのですが、これ5~6人用サイズなんですよね。なもんで、いつも作りすぎて、お腹がパンパンになるまで食べてしまいます。そこで漠然と「そのうち、2~3人用の土鍋とカセットコンロでも買おうかな」と考えていました。
そんなある日、近所のスーパーで岩谷産業の「カセットフー 達人スリムIII」が山積みになっているのを発見。50周年記念のキャリングケースが付いてるうえに、Amazonと大して金額が変わらなかったので購入してみました。
外観チェック&レビュー
「日本製」の文字が誇らしげ。
キャリングケースはプラスチッキーでベコベコした、安い電動工具のケース的な質感。とはいえ、BBQなどに持ち出すときや、ふだんカセットコンロをしまっておくのに、ケースがあると便利ですね。記念モデルだけじゃなく、標準装備にすればいいのに。
簡易的ながらロックが付いているので、持ち運び中にフタが開いてしまうこともなさそうです。
ケースオープン。おおお、薄いなぁ。
ゴトクの頂点までの高さ74mm。「カセットフー」シリーズで最薄なんですと。
10年くらい前、友人の結婚祝いに同じイワタニの「アモルフォ プレミアム」という高級カセットコンロを送ったことがありました。そのとき、「おしゃれだけど、自分用にこの値段は払えねえ」と思ったもんですが、いまや庶民用モデルもこんなかっこいいデザインなんですね。
加熱効率の良い炎口形状なんだそうで。
本体のほかには、取扱説明書と注意事項の書かれた紙が入ってました。
では、各部を見てみましょう。
ゴトク部分を上から見たところ。点火パーツ用の切り欠きが上下のどちらにもあるので、ゴトクを洗った後、向きを気にせずにはめられます。すごく地味だけど、確実に使い勝手の良さに繋がる工夫ですね。
天板&ゴトクは汚れが落としやすいようにフッ素コートされています。薄手の金属製で軽いのですが、ベコベコとした感じがありますね。あんまり重い鍋を置いたら、ゴトクが曲がってしまいそうな不安も。まあ、この値段なら「壊れたら買い換えればいいか」となりそうですが。
円筒形の部分をパカッと開けて、CB缶をセットします。
真ん中にある金属製のプレートは……
こんな感じにバーナー付近につながっていました。
連続使用により缶が冷えても火力が落ちないよう、適度にボンベを温める仕組みなんだとか。
昔のカセットコンロは、CB缶をセットするとき「切り欠きを合わせて力いっぱい押し込む」とか「切り欠きを合わせてレバーを押し下げる」といった手間が必要でした。ところが、今のコンロは切り欠きの位置を合わせてCB缶をクッと押すだけで、マグネットがかっちりホールドしてくれるんですね。驚くほど進化してました。
ガスボンベ脱着レバーも、空気調節レバーもなく、単にガス量調整つまみが一つだけ、というシンプルなデザイン。点火も火加減の調節も簡単です。
せっかくなので鍋を作ります。
最大火力は2800kcal/h(3.3kw)とかなり強力。あっという間にぐつぐつ煮えました。
まとめ
・薄くておしゃれなデザイン
・CB缶の取り付けやすさ
・収納にも便利なキャリングケース
・天板&ゴトクの頼りなさ
価 格:3,200円 (税込)
満足度:★★★☆
総 評:コンパクトで火力も強いので、オートキャンプなら、これがあればガスストーブは必要なさそう(もちろん、キャンプの雰囲気を重視する人は別ですが)。
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