高校生の頃からブーツ好き。
なかでもゴツイ見た目から、ラグソール(タンクソール)のブーツが大好きです。
10年以上前、Redwingの「RW-8280」というVibram#100仕様エンジニアを手に入れたときは、文字通り血まみれになりながら歩き回って、足に馴染ませたもんでした(遠い目)。
……その数年後、足を折って1カ月ほど入院してしまい、退院してきたら下駄箱の中でカビまみれになってたので、泣く泣く捨てましたが。
閑話休題。
先日のツーリングで、ほぼ毎日雨に打たれていたせいか、2年ほど履いた安物エンジニアブーツにうっすらとカビが生え、独特のカビ臭が漂っていました。
「新しいブーツを買わねば」
ということで、Slow Wear Lionのワークブーツ「8593CAR」を購入しました。
購入に至る経緯
+
「私の足は足囲(ワイズ)の広い典型的な日本人タイプ」
=ブーツが馴染むまで足は血まみれ。
RW-8280を捨ててしまった今、再び「血まみれの日々」を乗り切れる自信はありません。ということで、ここ数年は「見た目だけはまともな1万円台の安物ブーツ」を買い、やっぱり満足できず、ソールを貼り替えることなく履きつぶす、ということを繰り返していました。
で、今回もネットで見た目の良さそうなブーツを探していて、Slow Wear Lionのサイトを偶然発見。
「日本人特有の幅広の足型に合せた独自の木型」
「他のどのメーカーよりも足への負担が少ない」
「履き始めから足に馴染み履き易い」
……マジか。
画像で見る限りデザインは良さそう。
エンジニアは3万8664円のやつと、クロムエクセルレザーを使った5万6160円の2種類。どちらも私のような庶民には、現物も見ないでポンと出せる価格ではありません。
すると、レースアップのブーツなら、期間限定で半額になっていることを発見。
ラグソールのワークブーツっていうのも、ゴツくてかっこいいですね。
「まずはこれで品質を見てみるか」ということで、「8593CAR」を選んだ次第です。
開封&レビュー
立派な箱で到着。
いつもブーツはUS9を履いているのですが、Webサイトを参考に足のサイズを測り、US8を選択。
修理保証カードとやらも付いてきました。
開けてみましょう。おー、なかなかかっこええ。
ラグソールはVibram#100風のオリジナル。ゴツイです。
安物のブーツによくあるサイドジップ式……と言われそうですが違います。今回、サイドジップだからこそ選んだんです。
ブーツ(とくにエンジニア)の場合、脱ぎ履きしやすいようにどうしてもシャフト(足首~ふくらはぎの筒の部分)が太くなりがち。すると、ブーツを履くとき
「足入れる」→「パンツの裾をシャフトにかぶせる」
という手間が発生するんですね(ブーツカット以外)。
でも、サイドジップ式だとシャフトが細め。裾もかぶせやすいし、何より足首周辺のフィット感が良い。ここ数年、安物のブーツを履いていたら、サイドジップにすっかり慣れてしまい、
もう普通のブーツは履けない体になってしまいました。
なお、これまでレースアップのブーツを履いてこなかったのも、「脱ぎ履きでヒモをゆるめるのが面倒」だったことが理由。途中のホールまでしかヒモを通さず、スニーカーみたいに履くのも……ねえ。ゴリゴリのブーツ愛好家がなんと言おうと、サイドジップ最高っす!
ワークブーツですから、先っぽに鉄板は入ってません。
なお、安いのにはちゃんと理由があって、セメンテッド式製法で作られているんですね。かかと付近でステッチが不意に無くなるのは、そのせいでしょうか。ちょっと変な感じ。
ファスナーは、YKKの復刻版「ユニバーサル」。
足首が当たる部分には、痛くならないように高反発のクッションが入ってます。
特長的な裏地はキャンブレル。
蒸れにくさがポイントです。
靴紐はナイロン製。ここは安っぽくてちょっと残念。
家の中で試し履き。ほんとだ、痛くない! 一見硬そうですが、革は柔らかめ。良くフィットして皮膚を強く圧迫する部分がありません。
買った初日から痛くないブーツは初めてかも。
まとめ
・サイドジップのおかげで、上までタイトに締め上げられる
・金額の割に、高級そうな見た目
・不思議なところで終わるステッチ
価 格:1万6092円(税込)
満足度:★★★★☆
総 評:「次はここのエンジニアを買おう」と決めました。
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