ガジェットとしての魅力だけでなく、料理も出来る焚き火台として実用性の高い「B-6君」。
ただ、コンパクトすぎる故に、キャンプ場などで売っている薪が収まりません。ゴウゴウと火柱を上げたいときにはまったく問題ありませんが、料理をするには、薪が収まらないとグリルが乗せられませんからね。
小さい斧かモーラ・ナイフを買ってバトニング……とも考えましたが、それだと薪を縦に割ることは出来ても、横に切ることは出来ません。「木を切るならやはりノコギリ」ということで、携帯用ノコギリを調べることに。
どうやら「ポケットボーイ」というノコギリの評価が高いようなのですが、持ち運びのことを考えるとケースがほしいところ。そこで、ポケットボーイより500円ほど安いのにケース付きで、安心の日本製という、高儀「替刃式折込鋸 万能目」を買いました。
外観チェック
ビニールに包んだだけ、といたってシンプルな包装で到着。
Amazon限定「江戸紫」カラーだそうです。
ケースから取り出したところ。
樹脂製ハンドルですが安っぽさはなく、適度な重さとカッチリした作りが好印象。
刃の角度を変えるときや、刃を畳むときに押すストッパー。金属むき出しではなく、わざわざ2つの樹脂パーツを使っているあたり、仕事がていねいですね。
軽すぎず、重すぎず、スルスルと開きます。
カチッと固定。グラつきもありません。
角度は2段階調節。刃は簡単に交換可能です。今回は万能目を購入しましたが、木工用、塩ビ用などいろんな刃があるようです。
刃の長さは125mm。手に持ったサイズ感はこれくらい。重量バランスも違和感はありません。なお、使用時にはこの写真のように、ストッパーに親指をかけるのは危険です(あたりまえ)。
ケースはナイロン製ですがペナペナしたものではなく、立体的な形をしています。
ベルトに通せるループ付き。
高儀は金物の街、新潟・燕三条の企業で、「1866(慶応2年)越後・三条村にて鋸鍛冶を始める」という、まさにノコギリのプロフェッショナル。もちろん、国内工場で作られています。
レビュー
今回のツーリングは連日、キャンプ場に着くのが日没後となってしまったため、薪を購入できたのは1回だけ。それ以外は落ちてる枝を拾ってきて燃やす、という自然派焚き火となりました。
乾燥した木の枝なら、苦もなくザクザク切れます。本当にあっという間。
ひょー、燃えろ燃えろ-。
手首くらいの太さがある生木もいけました。
生木だけに、火を付ける方がたいへんでしたが。
まとめ
・ガタつきなどもなく、カッチリした作り
価 格:1280円(税込)
満足度:★★★★
総 評:焚き火中、「薪が無くなったなー」とノコギリで木の枝をガリガリするのは、コーヒー豆を挽くのにも似た喜びが。
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