「耳鼻科のお医者さんは『あまり耳掃除をしない方がいい』と言っている」なんて話を目にすることも多いのですが、私は耳掃除が大好きです。
「潔癖」とか「耳の健康のために」とかではなく、ただ「気持ちがいい」から耳掃除をしているんです。やめられないんです!
で、先日ネットニュースで見かけて「あ、これは!」となった「耳かき用たわし」を購入。初回分は1週間で完売、とのことでしばらく待ちましたが、ようやく手元に届きました。
購入に至る経緯
世の「耳掃除メイニア」の例に漏れず、私も数々の耳かきに手を出してきました。
3連ループ型、コイル型、らせん型、シリコンブラシ、マイクロファイバータイプ……なかでも一番のお気に入りだったのが、小林製薬「天使の耳かき」です。
「耳垢を掃除すること」ではなく「耳掃除の気持ちよさ」に焦点を当てたという同商品。小さな試験管ブラシみたいなものなのですが、耳壁のかゆいところをザリザリとこする感覚、耳の中に響く音、指先に伝わる振動などが、何とも言えない絶妙な逸品でした。
しかも1本わずか300円とリーズナブル!
ところが発売から2年後、突然の自主回収。
「きっと改良版が発売されるはず」と信じつつ、1本しか買っていなかった同品を大切に使ってきましたが、2015年頃ついに柄がポッキリ逝ってしまいました。何度か修理を試みるもうまく行かず、泣く泣く廃棄することに。
あれから3年。
現存する耳かきの中では、使用感が「天使の耳かき」に最も近い……と言えなくもない…気がしないでもない「悟空の如意棒」を使いつつ、
「いよいよマスカラブラシに手を出すか」などと悩んでいたところ、今回のニュースを見かけたわけです。
そりゃもう、速攻でポチりましたよ。
チェック&レビュー
レトロ感あふれるパッケージ。今は品薄のようですが、いずれロフトとかに並びそうなデザインですね(←偏見)。
「カサカサ乾燥タイプ専用」とのこと。はい、私の耳垢スペックは、カサカサ乾燥タイプです。
長い毛と短い毛を交互に配置しているそうです。
老舗たわし屋「高田耕造商店」が監修しているそうで。
では開封してみましょう。
「天使の耳かき」よりも少し柄が太く、長くなっています。ブラシ部分も少し長い気がしますが、毛足は逆に短くなってる気がしますね。ただ、現物が手元に残ってないので比べられません。あと、強気の価格設定ながら、「天使の耳かき」についていた携帯・収納用ケースは付属していません。
手にもつとこれくらいのサイズ感。親指と人差し指でクルクル回しながら、耳を掃除します。
「たわし」という商品名ながら、先端部の材質は棕櫚(しゅろ)ではなくナイロン。無骨なデザインの柄も単なるABS樹脂です。金額に見合わないチープさですね。
チラシが2枚同封されてました。1枚はLINEにフレンド登録してね、というもの。
もう一枚は使用上の注意。「天使の耳かき」騒動から学んだんでしょうね。
「1分以上のご使用はお控えください」とか書いてあります。注文が多いなぁ。
では試してみましょう……(くりくり、くりくり)……あー、もう全然ダメだ。
肝心のたわしの毛が柔らかすぎて、耳壁の表面を優しくなでることしかできません。
違う違う違う! こんなもんじゃなかったよ!
これじゃ、梵天を突っ込んでクルクル回す方がまだ気持ちいいって!
送料込みで2500円以上も払ってしまったので、しばらく使ってみますが、「天使の耳かき」が好きだった人には、おすすめできませんね。ちくしょー。
まとめ
・収納ケースも付いてないのにこの価格
・誰向けなのかが微妙なパッケージデザイン
価 格:1998円(税込)+送料540円
満足度:☆
総 評:期待が大きすぎたせいで、落とされたときのショックといったら。
コメント
全くの同意見です!
小林製薬の天使の耳かきの再販を望み続けてやみません。
たわし耳かき、ほんともの足りません!
それでも何となく使い続けていましたが、ついに先日折れました。あんな強気な値段で売っているので耐久性に優れているのかと思いきや、大したことない。
悟空の如意棒使ってみたいと思います!
天使の耳かき買いだめしとけば良かったー!
> スズキヒデコさん
折れちゃったんですか!? なんかいろいろと残念な商品ですよね。
残念ながら、「悟空の如意棒」も、正直「天使の耳かき」の気持ちよさには及びません。
マスカラブラシがどんなもんなのか、一度試してみたいものです……。