10月の頭にまとめて休みを取ることができました。
長期休暇といえばソロキャンプツー。旧VMAXで北海道、隼で青森&山口県には行ってるので、まだ行ったことのない九州に行こうかと。
ということで、積載量の少ないV-MAXにキャンプグッズを積載するため、ライコランドでバッグをいろいろチェック。結果、容量が多く、デザインもシンプルで、金額的にもなんとかなりそうな、TANAXの「ツアーシェルケース2」を購入しました。
製品チェック
黒、カーボン柄、銀の3色がありますが、私のV-MAXはマットシルバーなので、色のバランスを考慮して銀(ヘアラインシルバー)を選択。デザインは、ツアラテックというよりもゼロハリのアルミアタッシュ風ですね。
容量40L(片側20L)で重さは3.4kg(片側1.7kg)。
ハードケースと違って取り付けベースは必要なく、ベルトで装着できるのがポイント。ほとんどのバイクに取り付けられるんじゃないでしょうか。
ケースはファスナーで閉じるタイプ。盗難防止の南京錠が付けられるように、スライダーには穴が空いています。
万が一ファスナーが壊れてしまっても、フタがバカンと開いてしまわないように、ケースの外側を2本のナイロンベルトが補助しています。
ケース上部には、バイクから外したときに2つまとめて片手で持ち運べるように、若干、内側に寄せた取っ手がついています。
ケースの前後にはホクレン(北海道のガソリンスタンド)でもらえる旗を刺すことのできるフラッグホルダー付き。うん、まあ、昭和ですね。
ケース同士を連結するフラップ。2つに分かれており、ベルクロが裏表互い違いに付いているので、交互に組み合わせて連結します。……ええ、文字にすると何が言いたいのかさっぱりわかりませんな。
ケースの車体側は、ボディを傷つけないようにネオプレーン素材になっています。
ケースを開けると、すかさず猫が入ります(仕様)。
猫を取り出し、細部を見ていきましょう。
ケースの内側には、フタの開き具合を調節するストラップがついています。「左側はサイドスタンドのときフタが直角になるように……」といった調整ができるんですね。
フタ側にはメッシュのスペースがあり、こちらにも物が入れられます。ストラップである程度固定可能。
ケースの大きさと同じくらいの防水インナーバッグがついていました。着替えなど、濡れて困るものはこれに入れてから収納すればいいんですね。
容量チェック。インフレーターマット、ダウンシュラフ、コッヘル、メスティン(中にGストーブ入り)、ヘッデン、フタのメッシュ部分にシュラフカバー、ガスボンベ(CB缶)、カトラリー、調味料など、もろもろが1ケースに収まりました。
もう1ケースにはテントとツーリングテーブルを入れてみました。ただ、これらは濡れてもOKなものなので、わざわざケースに仕舞う必要はありませんね。本来は雨具や着替え、お守りがわりのガソリン携行缶とかを入れておけばいいと思います。
取り付け&レビュー
まず、車両を傷つけないように、バッグが当たりそうなところに養生テープを貼ります。どうせ見えるとこじゃないし、まんべんなく貼りましょう。
次に、タンデムシートを外し、バッグ固定用のベースを取り付けます。真ん中のグレーのベルト一本で留めるので、前後調節の自由度は高いですね。
シートをもとに戻したところ。この前後の黒いベルトでケースを取り付けます。
ケースのフラップに空いた穴からベルトを出し、バックルで固定します。左右のケースを付けたら、ベルトの上にケースのフラップを重ね合わせて、ベルクロで固定します。
こんな感じ。バランス良く見えるように、高さや左右の長さを調整しましょう。
走行中、ケースが前後に動かないように、前の部分はタンデムステップ根元にベルトで固定。
後ろの部分はウインカーの根本に留めても良かったのですが、負荷がかかったら脆そうだったので、左右のバッグ同士をつなぐことにしました。
はい、完成。ちょっと前上がりだったので、このあと直しました。タンデムシートの上に乗ってるのは、サイズ的にケースに収まらなかった椅子。このまま試走を兼ねて、一泊ツーリングに行ってみましたが、ケースがバタつくこともなく安定していました。
ちなみに「ケースの見た目はいいけど、『旅殻箱弐』『それは世界中の道にある』って言う謎の英文が……こう…なんだかなぁ」と思っていたのですが、旅から帰ってきてまじまじと見たら、ただのステッカー。無事に剥がすことができました。やるなタナックス。
まとめ
・容量が多く、形状が四角いので隙間なく物が詰められる
・着脱が容易で、物の出し入れも簡単
・横幅が大きくなるので、すり抜けに注意が必要
価 格:2万3351円(税込)
満足度:★★★★
総 評:さらにシートバッグも組み合わせたら、日本一周くらいできそう。
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