我が家には「灰色」と「茶色」の2匹の猫がいます。
どちらもマンチカンですが、茶色は長毛。
猫といえば自分で毛繕いをするもの……と言いたいところですが、灰色はこまめ&ていねいに毛繕いするものの、茶色は自分の前足くらいしか舐めません。ときには灰色に強引にすり寄って、毛繕いを強要することも。
で、先日。トイレの後片付けをしていたら、灰色の排泄物の中に、大量の茶色の毛束を発見。
「灰色……お前どんだけ優しいんだ」という思いと「茶色の毛のせいで、灰色が毛球症になっちゃうかも」という不安から、大量に毛がとれると評判の「ファーミネーター 小型猫S長毛種用」を購入しました。
購入に至る経緯
ふだん茶色のブラッシングには、この金属製コームを使用しています。
小ぶりで使いやすく、これでも結構抜け毛がとれますが、茶色は金属コームの感触が気に入らない様子。2~3分はガマンするものの、やがて身をよじって逃げてしまいます。
でもって実は、灰色が我が家にきて間もないころ、短毛種用のファーミネーターを買っているんです。ところが前述の通り、灰色はこまめに毛繕いをするため、同品の広告で見るような大量の毛がとれないんですね。そのため「価格のわりにこの程度か」と軽く失望していました。
ただ、茶色は毛づくろいをしないので、もしかしたら効果があるんではないかと。
そんなわけで、改めて調べてみると、最近は少し値段が安くなってきている様子。
アマゾンのレビューを読むと偽物も多いようなので、日本での販売元であるスペクトラムブランズジャパンの正規品を購入した次第です。
外観チェック&レビュー
正規品だけあって、日本語が書かれたパッケージ。
正式名称は「ファーミネーター 抜け毛すっきりプロツール」なんですかね?
ファーミネーターは、トリマーが使用するトリミングナイフを、素人でも使えるようにしたものだそうです。ダブルコートの猫にしか使えませんが、テクニックなどもいらず、ただ動かすだけで、ヘアサイクルを終えた抜け毛を除去することができます。
「抜け毛を90%取り除」くのだそうで。
原産国は中国。
長毛種用は毛の長さが5㎝以上、Sサイズは体重4.5㎏以下が目安とのこと。
ブレード部分にはLONG HAIRの筋彫りが。
この灰色のレバーを押し込むと……
プラスチックの板が出てきて、刃に挟まった毛がとれる……ということなんですが、ふつうに手で毛を外した方が早いです。可動部分は、このレバーのみ。
複雑な形状をしたゴム製のグリップ。滑り止めの突起がたくさんありますが、この突起がフチのギリギリまであるかどうかが、偽物を見分けるポイントのひとつなんだとか。
ブレードを保護するキャップ。でもフィット感がいまいちなのは、さすが海外製品。
長毛種用(左)と短毛種用(右)を並べてみます。色使いが同じなので、ぱっと見て見分けがつかないのが難点。レバーの色の違いで見分けるしかありませんね。
ファーミネーターのキモであるブレードの比較。短毛種用(左)と長毛種用(右)で、クシの切れ込みの深さが違いますね。ちなみに短毛用で茶色をブラッシングしても、ほとんど毛は抜けませんでした。では使ってみましょう。
くつろいでいる茶色の上にファーミネーターを置き、力を入れたり押し付けたりせず、
ただゾリゾリゾリーとゆっくり引いていきます。
おお、コームより抜けますね。いつものコームだと毛に引っかかったりするのですが、ファーミネーターはゾリゾリと気持ちよい感触でスムーズに動かせます。
茶色もそれほど嫌がらず、ゴロゴロ言ってますね。
やってもやってもキリが無いくらい、どんどんどんどん毛が出てきます。
さすがに茶色も嫌になったようで、5分ほどブラッシングしていると逃げていきました。
なお、ファーミネーターのブレードから抜け落ちた毛が、猫の体表面に残るので、仕上げにコームorブラシでブラッシングしてあげた方が良さそうです。ちなみに私が使っている仕上げブラシはこれ。値段も手ごろで、毛に艶が出ていい感じ。
まとめ
・スムーズ&大量に抜け毛がとれる
・ブラッシングの感触が気持ちいい
・ブレードの保護キャップが心許ない
・安くなったとはいえ、お値段高め
価 格:3,700円 (税込)
満足度:★★★☆
総 評:これから冬毛に変わる時期なので、がんがん使って行こうと思います。
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