7月14日から始まった「首都圏ツーリングプラン」。高速道路の一定区間、2日間定額乗り放題で2500円というサービスなのですが、このプランに申し込むにはETCを搭載していることが必須です。
また、ETCが付いているとアクアラインも2470円→640円。
さらに、ノンストップで料金所がくぐれます(今さら感)。
V-MAXにETCアンテナを目立たないように付ける良い方法が見当たらず、延ばし延ばしにしてきましたが、背に腹は変えられません。ということで、ついにバイク用品店でバイク用ETC2.0を取り付けてもらいました。
購入にあたって
そもそもETC2.0なんてバイクにはほとんどメリットがないし、アンテナもちょっと大きくなってるみたいなんで、ETC1.0を付ける気だったんです。
ところが、バイク用品店に行ったら、ETC2.0対象の「1万円助成金キャンペーン」をやってたんですね。で、計算すると、ETC1.0より2.0のほうが安くなるんです。おかしなもんだ。
さて、バイク用ETC2.0には、日本無線のJRM-21とミツバのMSC-BE700があります。
JRM-21はバックリとケースが開いてカードを入れるタイプ(隼にはこれのETC1.0版をつけています)。
一方、MSC-BE700はETCカードをスライド挿入するタイプのスリムな本体。こちらのほうが本体価格は高いのですが、不人気なのかなぜか15%OFFキャンペーンをやっていて、JRM-21よりも総額で1000円ほど安くなる計算。「まあ、ETCの機種なんざ何でもいいや」とMSC-BE700を選択しました。
で、悩んだのアンテナの位置。YAMAHA指定のアンテナ取り付け位置は、ダミータンク上のインジケーターパネルの上らしいのですが……

こんなとこ、キーが差しにくくてしょうがないでしょうが。
でもって、フロントフェンダー辺りにつけてもらおうと思ったら、「アンテナに『ETCが使えるかどうか』の確認用LEDが付いているので、見える位置につけなきゃダメなんです」とのこと(※)。
じゃあ、別体式の小さいインジケーターは何のためにあるのかと思ったら、「この先渋滞」とか「災害で通行止め」とかを赤と緑のLEDの点滅で知らせてくれるんですと。
ええ、全く必要ありません。逆にするべきでしょ、どう考えても。
とはいえ、「まあ、見える位置にアンテナを付けるしかないか」と腹を決めて、ステーを探します。
店員さんはアンテナと共締めする↑このtanaxのステーを勧めてきたのですが、これがまたでかくて目立ちすぎます。
そこで、小さめの可変ステーにドリルで穴を開けてもらって、ミラーと共締めしてもらいました。
装着後レビュー
2時間ほどで装着終了。アンテナはこんな感じ。うーん。
ちなみに、隼につけてるJRM-11(ETC1.0)のアンテナは、幅36✕厚さ13✕奥行き39mm。一方、MSC-BE700は、幅40✕高さ15.8✕奥行き44mm。ちょっとでかいです。アンテナなんて小さければ小さいほどいいのに。
で、まったく必要のないインジケーターは、メーターの左下に。
メインキーをオンにすると、こんな風に光ります。フン(興味なさげに)。
本体は、鍵のかかる左のサイドカバー内に。キツキツです。
で、ETCカードのスライド挿入がこれまためんどくさい。片手でスッとできるものではなく、サイドカバーを外して、マジックテープで留められた本体をべリベリ剥がし、ピンを起こしてふたを開け、カードを差し込んでふたを閉じ、ピンを留めて、またマジックテープで固定して、サイドカバーを付ける、という手間が必要です。
家に帰ってきて、ETCカードを抜こうと四苦八苦してたら、サイドカバーが外れて地面に落下。アスファルトで傷ついてしまいました。ムキー!
まとめ
・バイクに必要のないインジケーターが付いている
・ETCカードが入れにくい
価 格:2万4602円(税込)
満足度:★★☆
総 評:助成金とステーとセットアップ工賃込みで、取り付け総額は2万8000円ちょっとでした。ETC自体に問題はないけど、個人的にはJRM-21のほうがおすすめかな
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