バイクと言えば、出先で急なトラブルに見舞われがち(最近のバイクはそうでもない)。
とはいえ、車載工具があればある程度はなんとかなるものです。
……車載工具があれば。
VMAXのタンクを載せ替えた結果、サイドカバー内に車載工具が入らなくなってしまいました。しかたなく、シートバッグに車載工具を入れていたのですが、なんとも収まりが悪い。
そこで純正の車載工具は諦め、以前ハヤブサに載せていたスエカゲツールのミニラチェットセットをシートバッグに積んでいました。プライヤーやスパナは入ってませんが、バッテリーあがりで外装を外す程度の整備なら、これ一個でなんとかなります。
でも、「いざというときのため」に積んでるにしては、これでもバッグの中で場所を取りすぎ。正直、使わないビットも多いし。
ということで、「さらにコンパクト」で、「いざというときはちゃんと使える物」を探して、同じスエカゲツールの「MRG-1425S」を買いました。
レビュー
本当に小さいです。正直最初は「チャチい」と思ったほど。ラチェットハンドルの長さは90mmと、私の人差し指よりちょっと長いくらい。
セット内容はこんな感じ。欲を言えばキリはありませんし、おおむねよく使うサイズはカバーされてるかと。
ショートビットを使った場合、頭の大きさが2cm以下(16.5mm)と超コンパクト。ショートビットはマイナスの5.5と、プラスのNo.2(なぜか2本!)がついてます。
ソケットアダプターに差し替えたところ。差込角は6.5mm(1/4sq)。ギア数は52山で、精密機械みたいにキチキチ回ります。あんまり強いトルクをかけたら壊れちゃうかな?
12mmのソケットをセットしてみました。どんだけ小さいか伝わるでしょうか。スプラインソケットなので、いろんなネジに対応できます。
エクステンションバーは長さ68mm。マグネットタイプで、ビットを保持するロック機能付き。見た目からの想像以上にカッチリ固定できます。
ケースのサイズは98mm×65mm×32mm。文字通り手のひらサイズです。上はこれまで使っていた「SEK PA423」。
フタを開けて比較。「SEK PA423」はビットをウレタンフォームに差し込むタイプでしたが、「MRG-1425S」はプラスチックの台座にかっちりはめ込む方式。遊びが少なくなったぶん、小さなスペースに無駄なく詰まっています。
ちなみに、ケースの赤い部分は蓋を開けるスイッチ的なものではなく、押してもズラしてもビクともしません。フタ側の透明な出っ張りを押して開きます。
まとめ
・よく使うサイズの工具が入っている
価 格:3407円(税込)
満足度:★★★☆
総 評:あとプライヤーと10mm×12mmのスパナを積んでおけば、大抵はなんとかなりそう……な気がします。
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