ダートフリーク「ZETA PILOTレバー」買った。

バイク

最近、バイク用のドライブレコーダーが流行ってますよね。
「やっぱり、何かあったときのために付けとくべきかなー(←ガジェットとしてほしいだけ)」と、中華製のドラレコ買おうと思ったんですよ。

 

……結論から言うと、VMAXにはドラレコを載せるスペースなんてありませんでした。

 

「え? サイドカバーの車載工具のとこに入りそうじゃん」と言われそうですが、実は先日、あまりの航続距離の短さに耐えかねて、20Lタンクに載せ替えちゃったため、車載工具スペースがなくなってしまったのです(タンクの載せ替え手順やレビューについては、まあ、ご要望があれば……)。

サイドカバーの中までタンクでパッツパツ。

唯一、タンデムシート下にドラレコが入りそうなスペースを見つけましたが、レギュレーターの真上なので熱が心配。

「来年になれば、もっと本体が小さいやつが出るだろう」と、ドラレコは諦めました……が、一度火のついた物欲は収まりません。なんか買いたい!

ふと、目に留まったのが、昨年交換したけれど気に入らなかったブレーキ&クラッチレバー。

Dimotivのアジャスタブルレバーセット 買った
旧VMAXと違って、新V-MAXには4段階で位置調節可能なレバーが付いています(今のバイクなんだから当たり前)。 ……なんですが、「ハンドルも変えたし、せっかくだからレバーも変えたいよなぁ」という心の声に耐えきれず、Dimot...

「……もう1年以上使ったし、いいよな?」ということで、ダートフリークの「ZETA PILOTレバー」を買いました。

購入に至る経緯

さて、Dimotivのレバーの何が一番気に入らなかったかって、「レバーに縦方向の遊び(ガタ)がある」こと。

これはホルダー部(黒い部分)とレバー部(グレーの部分)が、別のパーツになってるせいなんですよね。U-KANAYAを始め、この手の構造のレバーは、よっぽど工作精度が高くないとガ
タツキは避けられないんじゃなかろか。

でもって、このタイプじゃないレバーというと、実は選択肢がかなり限られてきます。

antlion「ビレットレバー」
10年ほど前は「盆栽パーツ」として(私の周りでは)名を馳せていたレバー。調整用のアジャスターピースが別売りで、その取り付けに苦労している人のレビューが山ほど転がってますね。あと、色が派手め。

Active「RSレーシングスペック 」
かっちりしていて良さそう。ただ、1本1万円超となかなかのお値段。

Dirtfreak「ZETA PILOTレバー」
ダーフリってオフ車のイメージしかなかったんですが、オンロードパーツも出してるんですね。

ということで、金額のバランス的にも、見た目的にもちょうど良さそうなZETAにしました。

取り付け&レビュー

上の青いほうがブレーキ、下の赤いほうがクラッチレバー。地味目のチタンカラーもあったのですが、今回は黒にしてみました。

パッケージ裏面。衝撃を上下に逃がすだけでなく、前方向にもぐいーんと動きます。土系バイクのパーツ屋さんならでは……なんですかね。

クラッチレバー。個人的に可倒式レバーはゴテゴテしてて好きじゃないのですが、かっちり&スリムな作りなので良い感じ。うっすらキレイな切削痕はビレットレバーの証。

クラッチレバーには、クラッチスイッチを押すための小さなパーツが付属してます。なぜ黒にしなかったんだろう?

こちらはブレーキレバー。こっちには丸棒のパーツが付属してました。なぜ黒にしなか(略)

センサーロッドの取り付けにはネジロックを塗布して下さい。

はい、了解です。

いや、ブレーキレバーはいいんですよ、丸棒だからただ付ければいいだけですし。

問題なのは、この特殊なカタチをしたクラッチスイッチのパーツ。どっち向きに付ければいいんでしょうね?

あっ! 純正レバーと比べればわかるんじゃね?

……まったく参考にならねえ。

ということで、「なんとな~く、こっち向きかな?」という方向で付けてみました。

レバーの距離は、金色のノブを回すことで20段階に調整可能。細かすぎ! というか、なぜ右にある銀のネジを黒に(略)

せっかく純正レバーを出したので並べてみるとこんな感じ。若干ショートレバーですね。

重さは
純正クラッチレバー:129g/純正ブレーキレバー:127g
ZETAクラッチレバー:102g/ZETAブレーキレバー:114g

まあ300kg超のバイクで数gの軽量化なんて、ほぼ誤差ですわな。

レバーには肉抜き穴が。ZETAの文字が主張してますけど、指かけてりゃあまり見えないので良しとします(投げやり)。

じゃ、ひと通り眺めたので取り付けましょ。

まずはブレーキレバーから。

クリクリ……

はい、取れました。

ボルトをパーツクリーナーで洗浄したあと、ウレアグリスを塗って、

新しいレバーを組み直して終了。

クラッチ側も同様に外します。

プッシュロッドを受けるタイコは純正品を使い回します。同じくパークリで清掃してからグリスアップ。

はいこっちも終了(写真ブレブレですね)。

ギアが入った状態でもクラッチを切ればエンジンが掛かるので、センサーロッドの向きは正しかったようです。

交換後、ちょこっと試験走行。縦方向のブレはまったく気になりません。カチッとダイレクトで気持ち良いタッチになりました。
私はブレーキ・クラッチとも指2本掛け派ですが、指4本掛けの人だと小指が先っぽの球にかかる程度のレバーの長さです。金色のノブはちょっと派手に感じますが、この辺は好みかと。

私レベルだと、20段階もの調整機能は宝の持ち腐れですが、シビアにセッティングを詰めていきたい人にはたまらないんでしょうね。

ぐいーん!

まとめ

○良いところ
・レバーの距離が細かく調節可能
・縦方向のガタツキがない
・削り出しならではの高級感

 

△残念なところ
・所々にある銀色パーツ

 

価 格:クラッチレバー(ZS61-2615)6989円/ブレーキレバー(ZS61-1615)7403円(ともに税込)
満足度:★★★★☆
総 評:
見た目も細身で、高級感があって大満足です

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