2020年になりました。2017年に購入したVMAXも、そろそろ初の車検です。
走行距離は約2万5000kmとあまり乗ってあげられていませんが、オイル交換、エアクリーナー掃除程度の軽メンテナンスのみで、大したトラブルもなく快調です。
で、パラパラ~っとユーザーマニュアルを眺めていたら、1万9000kmでプラグ交換との記述が。
「そっか……やるしかないか」
いや、通常のバイクであればプラグ交換なんてたいした手間じゃありません。
でも、やたらと整備性の悪いVMAX。いつも参考にさせていただいている有名サイトをはじめ、海外のサイトを見ても「VMAXのプラグ交換は大変!」という声ばかり。
覚悟を決めつつ、NGKのイリジウムプラグ「CR9EIA-9」を購入しました。
交換&レビュー
特にこだわりはないので、ヤマハ指定の「CR9EIA-9」を4本用意。
プラグなんて昔は1本500円もしなかったもんですが、イリジウムはやはり高価ですねー。
「たかがプラグ交換」ですが、進退窮まったときに備えて、ケミカルや工具類が豊富に揃った友人のガレージで交換開始。なお、例によって作業に夢中で、写真を撮る余裕がありませんでした。
いつものように外装を外したあと、今日はバッテリーボックスも外します。
バッテリーボックスは底面の3本のねじで止められていました。
VMAXのプラグ交換をされている皆さんのサイトを拝見する限り、交換の難易度は、
の順だそうです。ということで、一番簡単とされる右前から取りかかりましょう。
まずはイグニッションコイル(以下IC)につながるコネクターを外し、ICを上に引き抜……抜……抜けない。
回したり、ぐりぐりと力を入れることで、ようやくプラグホールから抜けましたが、今度は隙間が狭くてIC自体が取り出せない。……なるほど、一番簡単とされる右前でこれか。
なんとか抜き取りました。
続いて純正プラグレンチを差し込み、スパナでキコキコ回します。隙間が狭くて抜けたプラグを取り出すのも一苦労。
先代VMAXはサイドスタンドで立てておくと、水抜き穴から入った水で右側のプラグはいつもさびてました。でも新型は大丈夫のようです。焼け具合は適切っぽいですが、プラグの外側電極がやたら白いのはなんでしょう? エアクリをK&Nにしたことでガスが薄いんでしょうか。
新品のプラグに交換後、ICを差し込み(これもぴっちりはめるのに一苦労)、コネクターを繋ぎ直してようやく1本終了。
続いて右後。バッテリーボックスを外したスペースから手を突っ込み、ICさえ抜いてしまえば後は簡単。左後はプラグホールのすぐ上にぶっといパイプがあるので、強く押して避けたりしながらなんとかクリア。
さて、問題の左前ですが、本当にあり得ないスペースの狭さでした。四苦八苦の末、なんとかICを抜いても、今度はスパナを表・裏とこまめにひっくり返しながら、1/6回転ずつ地道にプラグレンチを回していく苦行が続きます。
先達のプラグ交換記事を読んでなければ、「これ、絶対やり方間違えてるはず!」と、数時間悩んだでしょうね。本当に感謝しきれません。
というわけで、4本のプラグを交換し終えたのは実に3時間後。手はいたるところキズだらけ。
何かコツを掴んだわけでもないので、次回も同じくらい時間がかかるんでしょう。
プラグ交換後、始動性は変わらず(絶好調)。家までの帰り道、いつもよりもりもりパワーが出ている気がしたのは、プラグ交換のおかげか、気温が低くて酸素量が多かったせいか、それとも単なるプラシーボでしょうか。
なお後日、友人がいろいろ情報を見つけて送ってきてくれました。
まずはイグニッションコイルの簡単な抜き方。
うーわー、考えつかなかった。これだけで手の痛みがだいぶ減りそうです。エアコンプレッサー持ってないので、いずれにせよ友人のガレージにお邪魔することになりますが。
で、一番厄介な左前のプラグは、純正プラグレンチを使わず(?)ディープソケットとツイスターラチェットを組み合わせて外す、なんて技があるようです。
↑動画では、とんでもなく長いラチェットで右側から回してます。普通のツイスターラチェットだと左側からじゃなきゃ無理ですが、それでもかなり楽になるはず。
次回の交換時いろいろ試してみたいと思います……忘れていなければ!
まとめ
・信頼できるメーカー
・とくになし
価 格:1,776円×4本 (税込)
満足度:★★★★★
総 評:よほどのことがない限り、私は今後もNGKかDENSOのプラグを使い続けるでしょう。
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