気づけばもう年の瀬。今年の9月・10月は、週末のたび雨模様で全然バイクに乗れなかったため、寒空の下、めげずにバイクに乗っております。
……ところが。
私よりも先に、スマホホルダーが寒風にめげるようになりました。クランプを目一杯ぎゅーぎゅーに締めているのですが、高速を走っていると、風圧でクルリンと回ってしまうのです。
ハンドルとクランプの間にゴムでも挟めばいいのですが、ホルダーの見た目もなんだか安っぽいし、「ここらでちゃんとしたホルダーを買おうかな」といろいろ見ているうち、「Docooler 自転車電話ホルダー」を発見。金額の割になかなか良い見た目に惹かれて購入しました。
製品チェック
値段の割にしっかりしたパッケージだな、という印象。
右下に燦然と輝く「中国製造」の文字がちょっと誇らしげ。昔はMade In Chinaといえば、安かろう悪かろうのイメージだったんですけどね。
アルミ削り出しの本体とクランプはプラスチックトレーに、ネジなどの小物はキチンと別の袋に分けられています。昔はMade in Chinaといえば(略)
取扱説明書は中国語と英語ですがわかりやすい画像つき。「パーツリストみたいな説明書」しかつけてこない、某国産メーカーのバックステップよりもしっかりしてますな。
右側のローレットが刻まれたネジをくるくる回すと、50mm~100mmの間で幅が調整できます。動きは軽すぎず重すぎず、しっとりとした感触。カチャカチャというガタもありません。
裏返すとこんな感じ。銀色のプレートに十字の切欠きがあります。
クランプ側はこんな感じ。写真が下手で見にくいのですが、先っぽが十字型になっています。
縦画面・横画面のどちらで使用するかを選び、本体プレートの切欠きに十字型を差し込んでネジで固定するんですね。精度はちゃんと出ていて、カッチリはまりガタガタしません。
もともとが自転車用なので、ハンドルクランプのサイズはΦ31.8mmと太め。でも、サイズを調節するためのカラー(シム)がついてました。ママチャリ用かな?
アルミの本体がスマホを傷つけないように、爪部分に貼るスポンジシールが付いてます。ちゃんと爪の形に切り込み入り。なんというか、仕事が丁寧ですね。
とはいえ、もとは自転車用ですから、ネジ部分にはロックタイトを忘れずに使いましょう。
取り付け&レビュー
さて、まずは今ついてるホルダーを外します。もともと、アマゾンで適当に買ったやつなので、プラスチッキー&デザインがやぼったいです。
比べてみるとこんな感じ。大きさも質感もあきらかに違いますね。
取り付け位置を決めるため仮組みしてみると、付属のカラーを使ってもまだユルユルであることが発覚。くるくると回ってしまいます。
でも大丈夫。そんなこともあろうかと厚さ5mmのゴムシートを買っておいたのです。これをチョキチョキ切って……
こんな感じにハンドルに巻き付ければOK(VMAXのハンドルはΦ22mm)。
念のため、前のホルダーに付いていたラバーバンドも移設して、位置を調整して固定します。これまで使っていたホルダーよりもクランプの幅が狭いので、ギリギリまでブレーキマスターシリンダーに寄せることができますね。
ちなみに、この位置で一回固定したのですが、スマホがミラーのステーに当たるので、結局2cmほど左へずらしました。
実際にスマホを装着した写真がなくて申し訳ないのですが、固定はかなりカッチリ。揺すってもびくともしません。また、爪の部分にスポンジがついているので、けっこう強めに固定したのに、スマホに傷はついていませんでした。
なお構造上、チルトやスイングといった角度調整機能がないので、セパハンのバイクの場合、見やすい位置に調節することはできません。
難点は、右側の爪がXperia XZ1 Compactのボリュームボタン&シャッターボタンにかかるかかからないかの位置にあること。<どっちのボタンも押さない位置>で固定するのに、少し気を使います。そのうち慣れるかもしれませんけどね。
まとめ
・精度がきっちりしていて、ガタツキなどがない。
・がっしり固定できる
・付属のカラーではバイクに固定できない。
・固定用爪がボリューム&シャッターボタンにかかりやすい。
価 格:1716円(税込)
満足度:★★★★☆
総 評:スマホをつけていないときでも、そんなにかっこ悪くないところがいいです。
コメント