バイク用ウエアの派手なデザインが、少し苦手な私。これまで、N3-Bや街着のアウターを重ね着して冬を越してきました。
ところが、革ジャン+電熱ベストの組み合わせですら、寒さが厳しくなってきた11月下旬(はい、そんな前の話です。遅筆ですみません)、ふと「冬用のバイクウエアって、やっぱり専用品だけあって、寒くないんだろか?」と思ってしまったのです。
そこで、近所のライコランドを見に行くと、えらく地味(褒め言葉)で、街着のようなデザインのウエアがあるじゃないですか。
というわけで、POWERAGE(パワーエイジ)「PJ-20205 プリマロフト ウォームパーカー」の黒を買いました。
外観チェック&レビュー
街着のようにシンプルなデザイン。そういえば15年ほど前、通勤のために初めて買ったバイク用雨ガッパもPOWERAGE製でした。
パッと見ダウンジャケット風ですが、プリマロフトという高機能中綿を使用しているそうで、モコモコ感はあまりありません(というか、見た目以上に薄手です)。
プリマロフトは、コンパクトで、保温効果が高く、なのに通気性が良く、撥水性も速乾性もあるという、夢のような素材だそうで。
そのため、秋・冬・春の3シーズン(9月~5月頃)着れるんですと。本当ですかね?
胸元にシンプルなPOWERAGEのロゴ。色使いも地味で好印象です。
ファスナーを締めて、スナップボタンを閉じると、布が3重になる構造。風の侵入を防ぐだけでなく、万が一の雨も染み込みにくそう。露出のせいでだいぶグレーに見えますが、実物はほぼ黒。
首元からの風の侵入を防ぐスタンドカラー部分。スナップを留める位置で2段階に調整可能。
ファスナーを上げ、スナップを全部留めたとき、外側に見えるのは首元のボタンのみ。前傾バイクでも、ボタンでタンクを傷つける心配はなさそうです。
メインファスナーと外側左右のポケットのジップには、革のタブ付き。ポケットはFire HD 8タブレットが入るサイズ。
内側は肌触りの良いメッシュ構造。内ポケットは胸元にベルクロで留めるタイプのものが2つ、左腹部にファスナー付きが1つ。ベルクロポケットは容量が大きく、こちらもFire HD 8タブレットが入ります。ファスナー付きポケットはスマホが入る程度の大きさ。
肩・肘・背中にはやわらかいパッド入り。
もちろん、別売りのプロテクターにも差し替えられます。
下腹からの冷気の侵入を防ぐ、ウエストゲーター付き。
フードはファスナーで脱着可能。走行中にバタつかないよう、フック止めされてます。
肘にはバタつき防止の調整ベルト。袖はスナップで調整できるほか、とっさに袖を広げられるファスナー付き。
その袖ファスナー、ハンドルを握った状態で、腕の上側に来るようにデザインされています。
目で見えるから、有料道路料金所でのグローブ着脱時などファスナーを開け閉めしやすいし、
前傾になってもタンクに当たって傷つく心配がありません。いろいろ考えられてるんですね。
というわけで実走してみましたが、まあ、なんて暖かいんだか!
気温が15度ほどあった12月某日、試しにTシャツ1枚でこのウエアを着て、日中2時間ほど走ったのですが、寒くも暑くもなく、とても快適に乗れました。しかも革ジャンより遙かに軽い。むむむ。
バイクの乗車姿勢に合わせた立体的な形状になっているため、VMAXはもちろん、CBR650Rに乗っても突っ張る部分や窮屈な部分はありませんでした。
中に重ね着をすることを考えてLサイズを買いましたが、これだけ暖かいならMで良かったかも。
まとめ
・良い意味でバイクウエアらしくないデザイン
・驚くほど寒くない
・細部までよく考えられた使い勝手
・特になし
価 格:3万9380円(税込)
満足度:★★★★★
総 評:パッドが入っているのは外から見てもわからないので、あまりに寒い日は普段着としても着れそうです。
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