革ジャンをお持ちの方はご存知でしょうが、革って夏はやたら暑いくせに、冬はまったく温かくないんですよね。しかも真冬にはキンキンに冷えて、鉄板みたいに硬くなりますし。
せっかく買ったVanson bですが、年内に着れるのも、あと数日かなぁ、と。
なんせ、Tシャツの上に着ることしか考えずに買ったパツパツサイズ。ユニクロのヒートテックとウルトラライトダウンを中に重ね着するのが限度、といったところですから、気温が12℃とかになったらさすがに厳しいでしょう。
ところが先日、たまたま立ち寄ったライコランドで電熱ウェアを発見。
10年以上前、バッテリーに直接つなぐタイプの電熱ウェアを1週間ほど使う機会があったのですが、とても暖かかったような記憶があります。「今はモバイルバッテリーで運用できるんだなぁ」……と値札を見ると2万円以上。バイク用品ってなんでこう(略)
ということで、帰宅後Amazonを見てみると、中華製の電熱ウェアなら2000円台からゴロゴロしているのを発見。長袖タイプの電熱ウェアもありますが、袖にも発熱部があるものはなさそう。それならベストタイプのほうが使い勝手が良いですね。
そこで、
・「ゴム臭くない」とわざわざ書いている
という2点から、KAROPADE「電熱ベスト」を選択。
さらに電源として、十分な容量とお手頃な価格のモバイルバッテリー、Poweradd「Pilot X7」を購入しました。
レビュー
例のごとくシンプルな包装で到着。
「臭くない」ことがよほど売りなんですな。。
ネオプレーン風で薄手の素材。正面に2つのポケットが付いています。匂いを嗅いでみましたが、たしかにゴム臭さはありませんね。
左胸には電源/モード切替ボタン、
左のポケットにはUSBケーブルが。
説明書はこれだけ。
汚れたら手洗い可能。
ファスナーを開けたところ。「黒い糸の結び目が長方形に並んでいる部分」に発熱部があるようです。お腹に2カ所、腰に2カ所、背中に1カ所の計5カ所。
こちらは一緒に購入したモバイルバッテリー、Poweradd「Pilot X7」。
容量なんと20000mAh。
開封。しっかりした説明書と、エアーピローにもあった「Happy?」の紙、写真には写っていませんが、短めのUSBケーブルも付属してました。
15.5✕2.3✕8cmと、わりと大きな本体。赤丸ボタンを押すと、4分割された円形のインジケーターが光って、だいたいの残容量がわかります。
上面には出力3.1AのUSBポートが2つ。真ん中上は充電用のMicro-B端子。その下の丸いのは……
なんとLEDライト。赤丸ボタンを長押しすると光ります。まあ、あまり世話になることはないと思いますが。
電熱ウェアのポケットにちょうど収まる横幅&厚み。
では、さっそく着てみましょう。胸ポケットのボタンを長押しすると電源オン。電源が入った状態でボタンを押すたびに、発熱モードが切り替わります。
赤:高温モード/65℃(±5℃)
白:中温モード/55℃(±5℃)
青:低音モード/45℃(±5℃)
高温自動切断機能とやらがついていて、赤(高温モード)のまましばらくいると、勝手に白(中温モード)に変わります。
電源オンから10秒前後で、使い捨てカイロを貼ったくらいの暖かさに(「じゃあ、使い捨てカイロを買えば良かったじゃん」という心の声には耳を貸さずに)。ヒートテック+Tシャツ+電熱ベスト+ULダウンを着た上から、かろうじて革ジャンも着ることができました。うん、これなら年内いっぱい革で走れるかも。
まとめ
・発熱部分が5箇所もあって温かい(電熱ベスト)
・薄手で革ジャンの下にも着れる(電熱ベスト)
・20000mAhの大容量(Pilot X7)
・バッテリーを入れるポケットが発熱部の真上なのが心配(電熱ベスト)
・でかい(Pilot X7)
価 格:電熱ベスト/2900円・Pilot X7/1999円(ともに税込)
満足度:★★★★
総 評:薄いから、スーツの下にも着れそう。合計5000円以下でこの温かさならアリですね。
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