緊急事態宣言は全面解除されましたが、新型コロナウイルスの流行が完全に収束したわけではなく、東京アラートなんてものも出ましたし、自粛生活を続けています。もう1月以上バイク乗ってないわ……。
たまり続けるフラストレーションは物欲を刺激します。
「国から10万円もらえる? なら、経済の活性化に貢献せねば!」ということで、まだ給付金の申請書類すら届く前に、Dysonのスティッククリーナー「V11 Absolute(SV14ABL)」を買いました。
購入に至る経緯
ダイソンのハンディクリーナーはすでに1台持っています。今から6~7年前、布団のダニ退治アイテムとして話題だったレイコップについて調べるうち、「ダイソンのほうがいいじゃん」となったのです。
購入したのは「DC61」。ベッドのマットレス用に買ったので、掃除能力にはあまり期待していなかったのですが、ふと気づくとメイン掃除機になっていました。
吸引力は確かに普通の掃除機の方が強力かも知れません。でも、
・取れたゴミの量が見える
という2点がいいんですね。
とくに、「ミニモーターヘッド」というアタッチメントを使ってラグを掃除すると、謎の灰色の粉(ホコリ? ダニ?)が、恐ろしいくらい&楽しいくらい採れるんです。
その後もダイソンの掃除機はモデルチェンジを繰り返しており、今ではかなりパワーアップ&静音化が進んでいるとか。こりゃそろそろ購入タイミングだな、と。
さて、いざ購入しようとダイソンのWebサイトを見たのですが……ラインナップが豊富でわかりにくいですね。とりあえず「V●●」という数字が大きいほど、新しいモデルであることはわかりました。現行モデルでは「V11」が最新のようです。
別に最新へのこだわりはありませんが、
という説明を見て「V11」に決めました。だいぶ慣れたとはいえ、ダイソンの掃除機は音が大きめですから。
ただ、「V11」が発売されたのは2019年の4月。最新へのこだわりはないとはいえ、購入後すぐ「さらに静音性を高めた『V12』」なんてのが出たらショックです。
ということで情報収集すると、海外では今年「V11 Outsize」というモデルが出た様子。
違いと言えば
・クリアビン(ゴミの入るところ)の容量が1.5倍に
・クリーニングヘッド(アタッチメント)の幅が1.25倍に
とのこと。狭い我が家には、どれも必要の無さそうな機能なのでOKです。
さて、購入モデルが決まっても、まだ終わりではありません。「V11」には付属するアタッチメントによって、「Fluffy」「Fluffy+」「Absolute」「Absolute Pro」と4つもバリエーションがあるのです。
「Fluffy」と「Fluffy+」には、「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」(大好きな「ミニモーターヘッド」の大きい版)が付いていません。また、「Absolute」と「Absolute Pro」の違いは、パイプの色と「フトンツール」の有無だけ。
DC61用の「フトンツール」を持ってるし、金のパイプは少し派手だと感じたので、「Absolute」を購入することにしました。
外見チェック
さて、在宅勤務中に届いたのですが、手を出して荷物を受け取ろうとすると、「いえ、ちょっと重いですからドアの中に置きますね」とヤマト運輸さん。
(たかが掃除機を持てないほど、軟弱ではないけどな)と思いつつ印鑑を押し、ドアを閉めてから箱を持ち上げようとすると、段ボールには「12.8kg」の文字が。……ヤマト運輸さん、ありがとうございます。
でかくて重いですが、海外製らしいシンプルでおしゃれなパッケージ。
箱を開けてすぐ出てきたのが、自立型充電ドックの台座。これが重さの原因でした。
イラストで解説するタイプの説明書を見ながら充電ドックを組み立てます。
ドライバーなどは必要なく、ただ差し込むだけで、ストッパーがカチリとかみ合います。精度は高く、グラグラしたりガタついたりしません。
充電ドックを組んだところで、いよいよ本体を取り出します。緩衝材としての意味があるのでしょうが、段ボールがぎっしり。
過剰包装ぎみの段ボールを開けちゃ畳み、開けちゃ畳み……を繰り返し、5分ほどかけて、ようやく一式を取り出しました。「Absolute」はパイプが青で、金に比べれば少し落ち着きがあります。
アタッチメントは、ラグやカーペットに適した「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」と「ミニモーターヘッド」、狭いところを掃除できる「隙間ノズル」、粉をこぼしたときなどに便利な「コンビネーションノズル」、何に使うかわからない「ミニソフトブラシ」、フローリング用の「ソフトローラークリーナーヘッド」の6つが付いてます。
左上の四角いのは充電ドックを使わないときの壁掛け用ブラケット。右下の透明なパーツは、パイプに2つまでアタッチメントを付けられる「ツールクリップ」です。
Dyson 「DC61」(右)との比較。若干「V11」のほうが大きく重たいです。
(スペックシートでは「DC61」が1.22kg、「V11」は1.7kg)
「V11」はクリアビンとモーター、フィルターが同じ直線上にあるんですね。
上から見ると大きさの違いがよくわかります。
さすがにこの6年でいろいろ進化しているようで、同じ「コンビネーションノズル」でも、細部の形状が異なります(右が「V11」用)。というか、掃除機と接続する部分のストッパー形状も違いますね。「DC61」用のフトンツール、流用できないな……。
本体後部にはLCD付き。フィルター掃除のインフォメーションのほか、トラブル時には対処法も表示されるそうです。
「DC61」は通常モードのほかに、ボタンを押すと吸引力がアップ&バッテリーの減りが3倍くらいになるMAXモードがありました。「V11」は3種類のモードを搭載。
エコモード
中モード
強モード。モードは丸いボタンを押すごとに切り替わります。当然、パワーを上げるとバッテリーも早く減るわけで、使用可能時間はエコモードで最長60分、中モードで最長30分、強モードでは最長8分だそうです。
充電中はこのような表示に。
本体根元のLEDも光ります。
レビュー
充電が終わったところで、パイプを付けて掃除をしてみましょう。……お、重い。
スペックシートでは、パイプとヘッドを付けた状態で2.72kg程度なのですが、やたら重く感じます。保持する角度とか、パイプの長さとか、そういう物が関係しているんですかね?
音は「DC61」の高音を抑えた感じで、騒々しさが少し減っています。エコモードならTVの音声もなんとか聞こえる感じ。あと、スイッチをオフにしたとき「ぶいぃぃぶおん」と2段階で止まる(わかりにくい)のが面白いですね。
重さに疲れてきたので、パイプを外してハンディクリーナー仕様にして掃除。予想通り「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」は、尋常じゃないパワーでラグからペットの毛やハウスダストを掻き出してくれます。
掃除中はLCDに残り使用可能時間が表示されます。つい充電するのを忘れがちなので、バッテリー残量がわかるのは便利ですね。
1往復ずつ、ラグの半分くらい掛けたところでクリアビンが一杯に。
ゴミ捨ては赤い部分を持って前に押し出すだけ、と簡単。ただ構造上、パイプやアタッチメントを外さないとゴミが捨てられません。
まとめ
・バッテリー残量のわかるLCDが便利
・自立型充電ドック付きで置き場所に困らない
・「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」が最高
・過剰といえる包装(段ボールを捨てるのが大変)
・パイプを付けて掃除すると重い
・ゴミを捨てるとき、アタッチメントを外す必要がある
価 格:7万2,000円 (税込)
満足度:★★★☆
総 評:毎日使っていれば重さに慣れますかね? または、並行輸入のパイプを買ってショート化してみるか……。
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