キャンパルジャパン「ステイシーST-II」買った。

キャンパルジャパン「ステイシーST-II」の前室は広大。 アウトドア

昨年のキャンプツーリングのとき、北海道で大雨にあったのですが、テントのいたるところから雨漏りしてひどい目にあいました。さすがに10年以上使っただけあって、フライシートの裏面もベタベタしてましたからね。

ということで、帰ってきてすぐ新しいテントとして、キャンパルジャパン「ステイシーST-II」を購入したのですが、なかなか張る機会がなく、紹介できないままとなっていました。

今回、九州ツーリングで無事に使用できたのでご紹介します。

■購入に至る経緯

前のテントは、前室がそれなりに広かったのですが、前室を作るためにはペグダウンが必須でした。つまり、砂浜やめちゃめちゃ固い地面では前室が作れなかったのです(私はいつもその日に野営地を決める派 & 使うかわからないソリッドステークとサンドペグで、荷物を増やしたくないので)。

そこで

・完全自立式
・前室は広いほうがいい
・収納時40㎝以内

という3つの条件で絞ろう……としていた矢先、私以上にグッズにこだわる友人から、「厳選に厳選を重ねて『ステイシーST-II』を購入した」という話を聞きました。

調べてみると、収納時サイズは40㎝を超えてしまいますが、前室は非常に大きい様子。しかも2~3人用という広めのサイズ。なるほど、確かにいいじゃないですか。

「なんだよー、真似すんなよー」の友人の声を受け流しつつ、私も便乗して購入した次第です。

■外観チェック

キャンパルジャパン「ステイシーST-II」の外観。

でかい外箱。

キャンパルジャパンは、旧・小川キャンパル。テントの名門です。

取り出してみました。う、でかい。

44×21×21㎝で約4㎏(幕体:約2.7㎏、ポール:約1.2㎏)。長さはまあいいとして、化繊のシュラフかと思うくらい収納時の直径が太いですね。

室内は、220×150㎝で高さが120㎝! 広いです。

社名が代わってもロゴはOGAWA。「職人品質」の文字がグッときます。

レビュー

では設営。

まずはインナーテントを広げます。入口が2つありますが、ピロピロとしたテープの付いてる方が前。

通常のテントのようにインナーテントを立てます。ポールがアルミなのが地味にうれしい(グラスファイバー製のポールは劣化してくると、繊維が指に刺さって痛いんです)。

吊り下げ式なので、テントを畳むときスリーブにヤスデがびっしり詰まっていて、鳥肌が立つようなこともありません。

で、変形Y字型のポールをピロピロテープのハトメに差し込みます。特殊なポールが1本あるとはいえ、通常のテントを立てた経験のある人なら設置自体はそんなに難しくありませんね。

フライシートをかけて各所を固定したら完成。フライシートとインナーテントはフックではなく、樹脂のバックルで止めるので簡単。

いやあ、前室大きいです。ここで一人暮らせるレベル。

写真を撮り忘れましたが、背面にも出入り口があります。2人で使用するときは、奥にいる人が外に出るのも便利でしょうね。基本ソロ使用なので関係ありませんが。

キャンパルジャパン「ステイシーST-II」の完成図。

さて、実際に泊まってみると、大げさでなくテント内が広大です。ヘルメット、荷物、ごみ袋、ウェアなどを置いてもまだまだ余裕があります。一人で使用すると、テントならではの閉塞感(嫌いじゃない)が少し薄れてしまいますが、それを補うくらい快適です。

なにより、天井が高いのがいい。テント内で膝立ちできるんです。外に出るときや、着替えるときに本当に楽でした。

まとめ

・前室、室内が広く、天井も高い
・ファスナーを開けるとフラップがいっしょにめくれるなど、便利な工夫がたくさん

・1~2人用テントと比べると、収納時大きい
・ちょっとお高い(品質が良いのでしょうがないですが)

価 格:4万5,360円(税込)
満足度:★★★★☆
総 評:
むしろ、これだけ広い空間を、あれだけコンパクトに収納できているのがすごいと思いました。

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